徒歩で信号のない横断歩道を歩行中に右から来た車に轢かれました。当時、意識不明になりその後も記憶がなくなったままなので、警察や新聞記事からの情報によると、左の車はきちんとストップしてくれたのですが、右から来た車はブレーキもかけずに横断中の私を轢き、30メートルくらい飛ばされ、地面に落ちた時も頭を打ったようです。救急車で搬送後に入院を1か月しました。くも膜下出血と脳挫傷、さらに髪の毛を車に挟まれ頭皮が裂けたので手術、右ももの皮下脂肪壊死により見た目に傷が残りました。退院後も主に足の傷で通院したのですが残ってしまったので後遺障害14級認定されました。
最初は任意保険会社と私が交渉していましたが、本来無条件で支払われる診断書の負担金も含まれていないなどずさんで、後遺症が認められたにもかかわらず金額が低いので何度も「これでは受け入れらない」と伝えたのですが保険会社もこれしか出せないとの一点張りで平行線でした。しかし、ネットで症状による相場を見ると明らかに100万円単位で低いので納得がいかず、また自身も休んでいた仕事に復帰して時間や手間も負担に感じていたため弁護士を依頼することにしました。
その時に主人の仕事の関係で地方にいて弁護士事務所などが周りにない状態だったので困ってしまったのですが、調べてみると全国から受け付けてくれる弁護士事務所が多くあり、基本的に電話や書類で交渉するので遠方でも差し支えないとのことでお願いしました。
その日から交渉はすべて弁護士で、私は最初に事故内容について電話でヒアリングされ、持っている資料を送付するだけでした。見積もりを最初に出してくれて示談金がどれくらい今より高くなるかを示してくれるので、契約する前にある程度の目安ができて区切りが意識しやすいです。依頼して約1か月半くらいで「これくらいになりましたがいかかでしょうか」と連絡もありました。私が直接交渉したときはもっと時間をかけても数万円アップだけだったのに、弁護士の方が入ると短期間で百数十万円以上高くなっており、これ以上はできないといった保険会社を信用してあきらめずに良かったです。弁護士の先生に支払う報酬を引いても100万以上のプラスになったうえに、交渉を任せることができて自分の時間も取り戻せ、精神的な負担も減ったので納得でありがたく感じました。